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執筆者の写真川島織物 和ラボ

着物でお出かけin美術館

いつも行く場所をさらに楽しむことができる着物。

気軽に自分で着ることができれば、身の回りには着物で出かけると楽しいスポットがたくさんあります。

その一つが美術館です。

今回美術館に着物で行った時のコーディネートと美術館に着物で出かけるときの考え方を少しご紹介します。

今回の着物コーディネートin美術館

シックな着物コーデ
11月末の美術館コーデ

見に行ったのがテキスタイル(織物)デザイナーの作品展示だったので、自分の持っている着物の中でも織物の着物を選びました。

また、好きな布の展示の中に溶け込んで没頭したい!と思っていたのでいつもとは違うとびきりシックなコーデを考えてみました。

ただし、帯揚げの色だけは鮮やかなオレンジで紅葉シーズンのカラーをワンポイントにしてみました。


美術館での着物コーディネートを楽しむコツは?

其の一:気軽に自由に

美術館にふらっと着物で…。というときの着物の選び方は、ざっくりカジュアルとフォーマルで分けると「カジュアル」のコーディネートでOK。例えば小紋や紬といった着物になります。

カジュアルなので特に「こうでなくてはNG」ということはなく、着ていると落ち着くもの、気分の良いものが一番良い気がします。

例えば、私は美術館でベレー帽をかぶったミックスコーディネートの女性を見かけたことがありますが、きっと彼女なりの美術館らしさを表現したコーデ、とっても可愛らしかったです。


着物で美術鑑賞
ベレー帽×着物の女性

其の二:それぞれのテーマを作ってみる

美術館でベレー帽×着物もひとつのスタイルですが、他にもいろんな切り口で、自分なりのお遊びができ、カジュアル着物ならではの楽しみ方です。

例えば

・周りの景色に合わせて季節の色やモチーフをどこかに入れてみる

・この前買ったばかりのアイテムを入れてみる

・一緒に美術館に行く友達に合わせて(想像して)色柄を決めてみる。

など、展示内容に合わせなくてもある種の「会話になるもの」なんならこじつけ!でも。


コーディネートテーマを決めよう
テーマは人それぞれ

自分着られるからこそ、気軽に着物と付き合える

着物で美術館、着物でショッピングなど、気軽なシーンで着る着物は街着(まちぎ)といわれ、自分でささっと着られるからこそ、いろんなコーディネートを気軽に楽しめ、ちょっとした日常が楽しくなります。

個人的な経験では、初めは着物を着られず手間取り、こんなに時間がかかるの?とびっくりして、最終的には出かける前につかれた…ということもありました。


でも、そんな経験を重ねて今、日常着物の世界を楽しめるようになりました。

もしまだ着物を着たことがないという人はぜひ自分で着物を着る体験をしてみませんか?

ここぞ!という時の着物はもちろん、こうした日常の数時間、思いついたときに着物を楽しむ。

和つなぎラボはそんな着物との付き合い方を広げていきたいなと思っています。


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