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執筆者の写真川島織物 和ラボ

お悩み解決!着物ベルト(コーリンベルトなど)の使い方とポイント ―その2 ベストな位置は?



着物ベルトの使い方 コツその2


みなさんは 着物ベルト(コーリンベルトなど)を、長襦袢、着物のどちらかにお使いですか?

もしくは両方にお使いでしょうか?


『着物を気軽に着られるように』と開発されたアイテムのうちの一つで、使うのも使わないのも、それぞれお好みですね☺

私はというと、着物の種類や素材、またその時の気分によって使ったり使わなかったり…

です。

使う場合…滑りやすい素材の場合、衿が開きやすくなるのでそれを留めるため

使わない場合…胸紐だけで事足りるため

と、かなりざっくり(笑)


気軽な便利アイテムだからこそ、使いこなしたい!と思いますが

愛用されている方からでも、「実は悩みがありまして…」と伺ったりします。

「半衿が隠れてしまいます」

「片方の半衿だけたくさん見えたり、隠れたりしてしまうんです」

など…。


今回のコラムでは長襦袢と着物の両方に使う場合、どこに留めるのがおすすめか、を

ご紹介したいと思います☺


どの場合でもポイントは

・クリップは左右同じ高さで留める

・留める位置で、ゴムのながさを調整する

です!

これを理解すれば、素敵な着姿 間違いなし!です☺



着物ベルト、長襦袢と着物の両方に使う時のポイントは?


前回、こちらのコラムでは 長襦袢に使う時のポイントをご紹介しました

それを踏まえて、次は着物を重ねて着た時の衿合わせです。

着物ベルトのそれぞれの位置

↑クリップの留め位置が分かりやすいよう、片身で表現しています


このベルトは、ゴムが同じ長さの場合、上の方につけると衿合わせが鈍角になります。

そのため、着物にも使う場合は、好きな半衿の見え方になる角度に衿を重ねて

長襦袢の着物ベルトのクリップより下の位置で着物の衿を留めるとおさまりが良くなり

ます。

また、長襦袢用と着物用と、同じゴムの長さでも良い体形の方もおられれば、どちらかは

ゴムが長い方が良いという体系の方もおられます。

人の体は日々変わりますし、着物の生地の厚みによっても多少違いが生じます。

微調整は その時々でしてみてくださいね。



自分にとって、ちょうどいい場所とゴムの長さを決めるには?


いきなり着物ベルトで留めてみて、ベストポジションを探すのはちょっと難しいかも…?

そんな時は、まず最初に紐で固定してみてはいかがでしょうか。

写真は長襦袢ですが、着物でも同じです☺


1.好きな衿合わせの角度にして、紐で胸元を固定

衿合わせして仮留め

2.ご自身がクリップを留めたい位置を探る。

肋骨に当たらない、留める時に無理がない…などのポジションですね。

決めたところに印を

3.位置が決まったらシールなどで印をつけ、そこで無理なくクリップを左右対象に

留められるよう、ゴムの長さを調整。

ゴムの長さを調整

4.実際に留めてみて、きつくなければ調整出来上がり!

調整が済めば 仮紐を外してOK


着物や長襦袢によって、多少 半衿やかけ衿の長さが違う場合がありますので、あまり

「半衿から何センチ下」や「かけ衿から何センチ下」などという目安にするよりも、

ご自身の体でどこに留めると痛くないか、苦しくないかという場所を決めて、覚えておいて

くださいね!

アンダーバストから指何本分下、と決めている方もいらっしゃいます。ご自身のベストポジション、探してみてください☺


この着物ベルトのゴムは、引っ張って留める必要はありません。体の動きに合わせて伸び、調整した長さに戻るというようになっています。引っ張って留める状態だと、衿がどんどん詰まってしまうのでご注意を!


着物は紐だけでも着られますが、「もっと気軽に、楽に着れたらいいな」と色々なアイテムが開発されています。今のご自身に合うものを使って、楽しく気軽に、らくに着物を着られると最高ですよね。使いこなして着物ライフを楽しみましょう!





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