和つなぎラボの今中です。
現在、京都市京セラ美術館で開催中の特別展で川島織物文化館の所蔵品が展示されているので見に行ってきました。
「帝室技芸員」とは、1890年に発足した戦前の日本の、皇室により美術工芸家を顕彰・保護する制度です。
最高の栄誉と権威を示し、優秀な美術家が選ばれました。
京都にゆかりのある19人の帝室技芸員が紹介されるこの展覧会では、弊社の二代川島甚兵衞も帝室技芸員として紹介されています。
川島織物文化館からの出展作品
紋織窓掛試織「難波津」 川島織物考案部(図案) 難波津式 玉座(明治天皇所用) 綴織額「紫陽花双鶏図」 伊藤若冲(図案)/奥田瑞寛他(模写) 紋織窓掛試織「草花文様」 神坂雪佳(図案) 紋織窓掛試織「百花」 神坂雪佳(図案) 綴織壁掛「湊川合戦」 守住勇魚・澤部清五郎(図案)
モノづくりへのこだわりを表した綴織の大作・綴織壁掛「湊川合戦」や、当社の代表作ともいえる紋織窓掛試織「百花」など見所いっぱいです。
前期は既に終了していますが
後期は~9月19日(月・祝)までです。
▼弊社HP
▼京セラ美術館
個人的な感想になりますが、明治時代の工芸品の特性なのか絵画・工芸品ともにサイズの大きい品が並びとても見応えある展覧会です。
また、小さいサイズの工芸品であっても精巧で緻密な細工は長時間見ていても飽きないものばかり。
この美術館は1933年(昭和8年)京都市美術館として開館し、2020年、京都市京セラ美術館としてリニューアルしました。
館内は昔の京都市美術館のレトロな面影を残しつつ吹き抜けの白くモダンな空間で、着物姿で撮影されている方も目立ちます。
着物でおとづれるにはぴったりな場所でお勧めです。
和らぼ 今中
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