着物に着るときに使う小物たち⑴帯枕

こんにちは 和つなぎラボの小林です。


お待たせしておりました着物の着方レッスンコース、いよいよ11月からスタートします。

皆様どうぞご参加くださいませ、お待ちしております。


以前、Facebookで着物で使う小物の紹介をしていましたが、こちらに移行してご紹介していきます!

今回は「帯枕について」です。

『着物姿』と聞いて皆さんが思い浮かべる姿というと、背中に四角く帯がついた姿が多いのではないでしょうか。

その四角い帯結び=“お太鼓結び”といわれる結び方なのですが、この形は

江戸時代 亀戸天神のお太鼓橋がかかったときに深川の芸者がこの太鼓橋をまねて半円状(横から見て)に結んだのが流行って…

という説があります。


その時代のファッションリーダー、橋から着想を得るとはすごいですね(笑)

色々 和装の歴史などを見ていると、その昔は帯だけでゆるく(といってもほどけたり落ちない程度に)様々に結んでいた形から、“お太鼓結び”へと流行りが移行し、

四角くきれいな形を作るために様々なアイテムが生まれてきたようです。


このお太鼓結び、横から見ると数字の7のように上部にふんわり高さがありますが、実はこの中に「帯枕」と呼ばれるアイテムが入っています。


“お太鼓結び”という帯結びをする場合、だいたいはこの帯枕を使います。

私が通っていた着付け教室では「帯をのせる枕だから帯枕っていうのよ」と教えられました。

かわいいネーミングだなあと思った記憶があります。


さて、この帯枕というアイテム、いろいろな形や素材があり、年代や好み、作りたいお太鼓の形によって選ぶことができます



これから着物を着てみようかな、とお思いの方に 少しご紹介していきますね。

残念ながら市販されているすべてを網羅することはできませんので、手元にある数種ですが

「それでもこんなにあるの?」と思われるかもしれませんが、世の中にはもっともっとあるのですよ~(笑)


また、『手ぬぐいを畳んで重ねて…』、『夏はへちまで好みの薄さに…』など、ご自身で好みの枕をおつくりになる方もいらっしゃいます。

機会があれば、販売店の店頭などでもお手に取ってみてください。




  1. 一般的な帯枕。芯は木くずなどでできた固いものや、ウレタン系の柔らかいものもあります。

  2. 同じく一般的なワイドサイズ帯枕。こちらは横方向に長さがあり、薄手で柔らかく体にフィットしやすいタイプです。

  3. 改良帯枕(商品名は様々です)。長さが短い帯などの固定がしやすく改良された形です。

  4. 慶弔用帯枕。白が慶事、黒が弔事。最近は写真の物より横幅が長いタイプが多いようです。

  5. 振袖用ハマグリ型枕。振袖帯の飾り結びをしっかり支えるための帯枕。振袖で1の枕を使うこともあります。

写真にはありませんが、最近は洗えるタイプの帯枕もあります。




厚みの違う帯枕を使うと、こんな差があります

左:1の帯枕…厚みがある 右:2の帯枕…厚みが薄い




年代の若い方の帯枕はふっくら年齢が高くなるごとに帯枕は薄く

という使われ方が多くなっていますが、華やかさを求める場合は全体的にふっくら着付けることもあります。

※地域差もありますし、お好みもあります。


粋にかっこよくしたい場合は薄い枕などですっきり着つけるのも素敵です。

帯枕は固いもの柔らかいものとありますので、ご自身の背中につく感じで選ばれるのも一つです。


私は帯生地の固さによっても帯枕を変えたりします。

生地の柔らかい帯などには帯の上部(山)が安定するので帯枕の横幅が長いタイプを使用しています。

しっかりした帯は小ぶりな枕でもお太鼓の山が保たれますし、柔らかい帯には横幅長めの枕で帯の山を安定させています。

着ているときは帯上げに隠されて見えない帯枕ですが、ちょっとしたこだわりで帯の形が変わる…大事なアイテムです。

ご自身がこんな風に着てみたいなという想いに合う帯枕、探していただくのも楽しいかもしれません(^^)


和つなぎラボ

小林

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