先日、「これからの季節、着物って何をどう着たらいいの?」という話題になりました。
秋だから、“秋らしいコーディネート”ということも、“暑さ寒さについて”ということも両方ありますよね。何をどう着たらいいのか、本当に分からないというお気持ち、実感をもってうなずきます(笑)
私の秋の着物失敗談
まだ着物のイロハを全く分かっていなかったころ…もう25年くらい前ですが(笑)
習い始めたばかりの茶道で、社中のお茶会がありました。
11月初旬でしたが、ひんやりの朝。寒いな~と思いつつ、私は習ったままの一式(着物+袋帯)でお茶会へ。
そこで先輩から頂いた一言は 「こんな寒いのに、なんで上に何も着てないの?!風邪引くよ!」
『えー!知らないもん、何を上に着るんですか!ていうか着ていいんですか!!』と私の頭の中は『???』だらけでした。
洋服と考え方は同じ。重ね着で秋の寒暖差を乗り切ろう
その先輩にどうしたらよいですか?と聞くと、
寒い日はせめてショールを持って出たほうが良い
洋服で言うところのカーディガン代わりになる羽織というのもある
コートもある(洋服と同じで薄
手、厚手など種類あり)
などなどいくつか解決法を教えてもらいました。
『なるほど…着物も衣類だから、洋服と同じように重ね着していいのか…』と初めて知った体験でした。
11月の秋の寒暖差を乗り切るコーデ
洋服と着物同じ考え方でOKということは分かりましたが、それでは着物初心者の当時の私はどんなコーディネートで行けばよかったでしょうか?
初心者であればなおさら、羽織やコートはすぐに購入できないので、今回は羽織やコート以外に、11月初旬の朝晩が肌寒い日を想定してコーディネートを考えてみました。
11月はとりあえずカバンにショールと手袋を入れておこう♪
着物初心者さんであれば、帯と着物は持っているけど羽織やコートを急に用意できないこともあるかもしれません。羽織をお持ちの方は羽織を畳んでバッグに入れておいてもいいですし、お持ちでない方はショールを一枚持っているだけでも朝晩は温かく感じます。
特に着物姿の時に寒く感じる部分を「3首(さんくび)」と言ったりしますが、首・手首・足首が出ていますので、寒いなと感じたら、ショールなどでその部分を冷やさないようにしましょう。
もっと寒くなってきたら?
基本的には、寒さ対策は生地の素材を変えたり、重ね着をします。
もっと寒くなってきた場合は、
着物の下に着る下着や長襦袢といったアイテムに暖かい素材を選ぶ
羽織やコートといったアイテムを追加する
などして、防寒することができ、またファッションとしても楽しむことができます。
また羽織やコートについては追ってご紹介したいと思います。
↓昨年12月に防寒について詳しくコラムを書きましたのでこちらも参考に読んでみてください☺
▼防寒とこのシーズンの着物・・などなど
また、秋色の楽しみということで、色で楽しむ秋のコーディネートをご紹介しています。
▼着物で秋色を楽しもう♪
着物の秋をぜひ楽しんでくださいね♪
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和つなぎラボ
小林
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