
三寒四温で、寒さの戻りもありますが だんだんと春の足音が近づいてきましたね。
洋服も、春らしいものに袖を通すのが楽しくなります。三月、着物でも春に向かう文様を楽しみましょう!
▶3月に楽しめる着物の文様は?
◆ひな人形
三月は桃の節句。ひな人形を色々なところで目にしますが、着物や帯にもよく描かれるモチーフです。お人形自体も3月半ばまで、また地域によっては四月上旬まで長く飾っていることもあるようです。
吊るし雛もかわいいので、染帯などにもデザインされますね。

◆貝合わせ・貝桶
着物や帯に広く使われてきた文様です。この季節のみならず、振袖にも描かれたりすることが多くあります。
二枚貝は、きちんと合ってぴたりと蓋がとじるものは一対しかないため 和合を表すものとしてよく使われてきたモチーフです。
また 貝の内側に美しい絵を描き、貝桶と共にお姫様の遊び道具やお嫁入りの一式にもくわえられたものでもあります。見ているだけでも優雅な気持ちになりますね。

◆可憐な花々
パステルカラーの花々がかわいく並ぶこの季節は、その可憐な姿が良くデザインされます。
桜草、スミレ、タンポポなど 足元でかわいく並ぶ花も沢山ありますね。
枝ものだと、桃、桜、こぶしなども。


◆山菜
若い芽が芽吹き始める山菜も、その可愛さからよく描かれます。
ゼンマイ、ワラビなど 若々しい緑が目にも鮮やかです。

季節のモチーフを身にまとうのは、その時ならではの楽しみでもありますね。
着物のコーディネートに春の彩を取り入れてみてください!
和つなぎラボ
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