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執筆者の写真川島織物 和ラボ

動画で学ぼう!名古屋帯のお太鼓結び【前結び/早送りVer.】

更新日:9月3日



和つなぎラボの小林です。


名古屋帯の結び方として一番基本的なのは「お太鼓」と呼ばれる結び方ですが、最終的な形を作るのに、その方法は一つではありません。

今回はオンライン着物の着方教室でお伝えしている前結び〈体の前で帯を形作って後ろに回す方法〉の動画と共に、前結びのメリットなどについてもお伝えできればと思います。



>名古屋帯をお太鼓結びにするにはどんな方法があるの?

以前オンライン/名古屋帯の結び方レッスンの様子の記事でも前結びと後ろ結びについて紹介しましたが、

お太鼓を作るまでには様々な方法があり、大きく分けると「後ろ結び」と「前結び」の二つの方法があります。

私が着方を習い始めたころ、名古屋帯で“お太鼓”と呼ばれる結びは、背中でその形を作ると教えて頂きました。

「背中でその形を作る」いわゆる後ろ結びが多数を占める(一般的になった)のはいつなのかは分かりませんが、私が後ろ結びを教わっていた当時から、「体の前で形を作る」いわゆる前結びを推奨される先生もいらっしゃいました。


名古屋帯の前結びはメリットがたくさん


私ははじめに名古屋帯の後ろ結びを習ったので、その方法になれていたのですが、

ある日友人から「半幅帯と同じように、体の前でお太鼓を作って、背中に回せるよ。ちょっとコツは

あるけど、らくちんだよ」と聞き、前結びをやってみたところ本当に楽!目からうろこでした(笑)


名古屋帯の前結びのメリットについてオンライン/名古屋帯の結び方レッスンの様子にも書きましたが


  • 目で見て構造がわかる帯を結ぶ際、構造が理解しやすく、形も鏡で見ながら作れる

  • 後ろに手を回す回数が少ない肩関節の調子が悪い時でもお太鼓がしやすい

  • 手が離れる瞬間が多く、ゆっくり自分のペースで着られる

などと割とメリットが多いと思います。


そして、和つなぎラボのオンラインレッスンは画面越しに向かい合って練習するのですが、お互いに

見ながらできるので、前結びは私たちのレッスンにとても向いているということも分かりました。

もちろんオンラインレッスンでは、後ろ結びが慣れていてやりやすいという方には後ろ結びを選んでいただく事も可能です。


名古屋帯の前結びに必要なもの


動画はざっくり早送りですが、

使うものは、仮紐2本、クリップ1~2個、名古屋帯、帯枕、帯揚げ、帯締め、帯板 です。

今回の動画は、前結び用の帯板を使用しています。回転させやすくするため、表面がつるつるした素材になっていて、胴全体を覆います。

皆さんはベルト付きのお手持ちの帯板でも大丈夫です。


浴衣などによく結ぶ半幅帯より結んだ部分の形が大きいため、前で作った帯を後ろにうまく回す際には少し準備とコツが必要です…という点ですが、またご一緒に練習するときにお伝えできればと思います。


まずは動画をご覧いただいて、前結びの流れをざっくりつかんでください。

興味を持った方はぜひ前結びレッスンにトライしてみていただければと思います。


9月からのレッスンは8月後半にスケジュール発表致しますのでお楽しみに!


和つなぎラボ

小林



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