名古屋帯の構造って?初心者さんのための”図解でやさしく解説”
- 川島織物 和ラボ

- 17 分前
- 読了時間: 4分
名古屋帯を初めて広げたとき、
「途中から細くなっていて、どう使えばいいの?」
「どこが前で、どこが後ろ?」
と戸惑った経験はありませんか。
実は、名古屋帯の構造が分からないと感じるのは、着物初心者さんにとってとても自然なことです。袋帯や半幅帯とは形が違うため、最初は「何がどうなっているんだろう」と思いますよね。
この記事では、名古屋帯の構造を図解とあわせて分かりやすく解説し、「なんとなく不安」から「理解できて安心」へ変わるお手伝いをします。
このブログでは、一般的に「名古屋帯」と呼ばれる ”幅の狭い部分+幅の広い部分がある形の帯” についてご説明していきます。
名古屋帯の構造が分かりにくい理由とは?
名古屋帯は、見た目が少し独特です。初心者の方が迷いやすい理由は、主に次のような点にあります。
帯の途中から急に幅が変わる
太い部分と細い部分の役割が分からない
「手先」「たれ先」という言葉がイメージしにくい
どこを背中に持ってくるのかよく分からない
どの部分が見えているのか分からない
これらはすべて、帯の構造が頭の中で整理できていないことが原因です。逆に言えば、構造が分かれば悩みは一気に減ります。
名古屋帯は「途中から幅が変わる帯」
まず押さえておきたいのが、名古屋帯の一番の特徴です。
名古屋帯は、一本の帯の中で、幅が広い部分と細い部分が分かれているという構造になっています。
👉【図解①:名古屋帯の全体構造(広い部分/細い部分)】

この形は、デザイン上の理由ではなく、帯を着やすくするための工夫で生まれたと言われています。
◆名古屋帯の成り立ちについてはこちらの記事もぜひご覧ください
KAWASHIMA Stories
幅が広い部分は「お太鼓」になる場所
帯の幅が広い部分は、背中に作る「お太鼓」になるところです。
仕上がりの印象を決める
柄がきれいに見えるように作られている
名古屋帯では、この広い部分が背中に来ると覚えておくと、着付けの理解がぐっと楽になります。
👉【図解②:お太鼓になる位置】

幅が細い部分は「胴に巻く」ための場所
一方、途中から細くなっている部分は、胴に巻くための場所です。
帯のほぼ半分の幅に縫われているため巻きやすく簡易的
お腹まわりがすっきりする
帯が重なりすぎず、苦しくなりにくい
初心者さんでも扱いやすい
幅の広い帯だと、半分に折り幅も調整しながら胴に巻いていきますが、名古屋帯の形は着る人の負担を減らすための、とても実用的な構造です。
👉【図解③:胴に巻く部分】

「手先」「たれ先」はこう覚えると簡単
名古屋帯でよく出てくる言葉が、「手先」と「たれ先」です。
手先:結ぶときに手で操作する側の先
たれ先:お太鼓として垂らす側の先
名前だけで覚えようとすると難しく感じますが、**「結ぶ側」「仕上がり側」**と考えると理解しやすくなります。
最初は用語を完璧に覚えなくても、役割が分かれば問題ありません。
名古屋帯は初心者さんの味方
名古屋帯の構造が分かると、こんな変化が出てきます。
着方の練習内や本、動画などで指し示す説明が理解しやすくなる
帯を持つ位置で迷わなくなる
畳み方・収納がスムーズになる
「自分で結ぶ」ことの自信がつく
名古屋帯は、お太鼓結びがしやすいように作られた帯です。決して難しい帯ではありません。
まとめ|名古屋帯は「幅の違い」を理解すればOK
最後に、ポイントを整理します。
名古屋帯は途中から幅が変わる構造
幅が広い部分はお太鼓になる
幅が細い部分は胴に巻くため
手先はお太鼓の折り返しを押さえる役割
まずはこのポイントを意識するだけで、名古屋帯への苦手意識は大きく変わります。
ぜひ、図を見ながら実際の帯を広げて確認してみてください。
「分からない帯」から「使いやすい帯」へ苦手意識を変えていきましょう!
名古屋帯が、きっと便利で身近な存在になりますよ☺
基本の図解をご紹介しましたが、帯はそれぞれ長さも柄の場所も少しづつ違います。その違いがまた面白いのですが、実際に帯を見て着方を練習していくのが着物や帯と仲良くなれる近道です。
ぜひ和つなぎラボのオンラインレッスンへもお気軽にご参加ください。お待ちしています。




コメント