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執筆者の写真川島織物 和ラボ

梅雨時期の着物選び

早や6月。

雨続きになるこの季節、着物だと何を着ましょうか…


私が大事にしている梅雨シーズンの着物を選ぶポイントは…

このシーズン、個人的に思っているのは

  • いかに涼しく着れるか

  • 雨などで濡れてもすぐ乾くか

  • 汗をかくので洗えるか

が大事なポイントかなと。

カジュアルシーンとちょっと綺麗目にお出かけシーンの時では、袖を通すものを変えているですが、カジュアルなお出かけの時だと木綿や麻などが良いなと感じています。


蒸し暑くなってくると植物繊維が大活躍です

暑い日 私は全身、植物繊維につつまれていると言っていいほどで、例えば

肌襦袢(じゅばん)、ステテコ、長襦袢、着物、帯、帯締め、帯揚げ(おびあげ)、半衿も足袋もすべて木綿かもしくは麻で、枕と帯板はへちまの素材を使っています。

そして、腰紐やインナーが綿… と本当に植物繊維だらけですね(笑)


植物繊維について

ところで、植物繊維というとその名前の通り、植物からできた天然繊維のことで、代表的な素材で言うと「麻」「綿」など衣服としてよく使われ、繊維の中が空洞になっていて通気性が良いのが特徴です。

植物繊維は動物繊維とまとめて天然繊維といわれています。


着物は木綿や、綿麻交織、麻などがこの時期のおすすめです

冬でも木綿着物はありますが、蒸し暑い時期は同じ木綿でも肌に触れる接点が少なくなる織り方の生地(生地にでこぼこがある)が良いと思います。

木綿だと、

  • しじら織

  • 絞り

  • 綿紅梅

など。

麻でもシボのある折り方の生地や絞りはさらさらしていて気持ちよく着られます。


ちょっと綺麗目にお出かけしたいときは



少し柔らかさのある生地の着物を着ています。

肌着類と長襦袢は麻にして、着物をポリエステルにしたり…

長襦袢と着物をポリエステルにする場合もありますが、着物と長襦袢の素材感の相性によって変えています。

(麻は糸の特性上、着慣れないうちは少し硬さがあるため、着物が柔らかい素材だとすこし添いが違うことがあるためです。着慣れていくと麻の長襦袢もとてもしなやかになります。)


この時期私が選ぶことの多い着物の素材や着物と長襦袢の相性などについてご紹介させていただきましたが、皆さんのこの季節のコーディネートもぜひお聞かせくださいね。


見た目も涼やか、着てもさわやかな素材で蒸し暑い時期を楽しく過ごせるようにしたいですね☺


和つなぎラボ

小林

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