【きもの文様/6月の柄】
- 川島織物 和ラボ
- 6月5日
- 読了時間: 2分

樹々の葉や花が雨に濡れて 艶やかさを増す6月。
雨の日は着物でのお出かけが悩ましい…となりがちですが、その季節だからこそ楽しめる文様を身にまとい、気持ちが明るくなる装いで出かけてみませんか?
▶6月におすすめの文様たち
紫陽花──梅雨の象徴、色の変化を楽しむ
6月といえばやはり紫陽花。赤紫や青紫だけでなく、最近は白い紫陽花もあり華やかです。紫陽花の種類も色々あるので目を楽しませてくれますね。

百合・鉄線──初夏から夏に鮮やかな花々
優雅な立ち姿が印象的な「百合」は、6月から見頃を迎える初夏の花。
つるを絡ませながら咲く鉄線(てっせん)は、別名“和のクレマチス”とも呼ばれ、初夏に涼やかな印象を与えてくれる花です。
どちらも繊細ながら、意志のあるたたずまいが美しく着物や浴衣のの文様としても人気です。

柳や水文──目に涼しい、雨の季節の風情
雨粒や波紋を思わせる「水文(すいもん)」や、風にしなやかに揺れる「柳」は、梅雨の情景を表現する定番柄。目にするだけで、しっとりとした落ち着きを感じさせてくれます。

蛍──儚い光をまとう、初夏の楽しみ
夜のとばりに舞う蛍を描いた柄も、6月ならでは。幻想的な雰囲気が漂い、特に夕涼みや夜のイベントにぴったりです。

傘・しずく──ポップなデザインで雨の日を楽しく
現代的で遊び心のある意匠として人気があります。初心者さんでも取り入れやすく、季節感が出しやすいですよ。

七夕──6月後半から 先取で
7月にも使われる柄ですが、6月からも目にすることが増えるモチーフですね。
笹飾り、天の川、カササギなどのデザインが夏の装いに花を添えます。

写実的に描かれるものもあれば、デザイン化されて粋にもポップにも描かれることもある月々の文様。洋服よりも季節の柄を多用する着物ならではの楽しみを、6月の装いにもぜひ取り入れてみてくださいね!
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