9月も浴衣で楽しく!秋らしい色&柄で季節のコーディネート
- 川島織物 和ラボ

- 9月4日
- 読了時間: 4分
更新日:9月5日

「浴衣は真夏だけのもの」――そんなイメージを持たれている方は多いと思いますが、9月になってもまだまだ浴衣は活躍してくれます!
暑すぎる日が続いていて体感は夏のままですよね。それならば、と浴衣を長く楽しむにはもってこいです(笑)
とはいえ、夏の名残と秋の入り口が交差しつつ、徐々に秋へと季節は動きます。袖を通す浴衣は、真夏のようなトロピカルな柄や鮮やかな色合いよりも、少し落ち着いた“秋らしさ”を意識すると、ぐっとおしゃれに見えます。
「9月に着る浴衣におすすめの柄」と「秋らしいコーディネートの工夫」をご紹介します。
9月でも浴衣を素敵に着こなすには…季節感を少しプラス
まだまだ暑いけれど、日の出の時間や陽射しの角度が変わったり…「残暑」と「秋の気配」が混じる季節です。そのため、素材は真夏対応でも、色や柄で少しずつ秋へと気分を向けたいもの。
たとえば、朝顔・金魚・ひまわりなどは「夏真っ盛り感」が強く、9月以降では少し季節が過ぎた柄かな…と感じることもあります。そこでおすすめなのが、秋らしい草花や実りをイメージした柄。色合いも落ち着いたトーンを選ぶことで、季節感を大切にしつつ浴衣を楽しむことができます。
9月におすすめの浴衣の柄
初心者さんにも取り入れやすい、9月らしい浴衣柄の例をいくつかご紹介します。
萩・桔梗・撫子
秋の七草に数えられる柄は、9月の風景にしっくり馴染みます。涼やかさを残しながらも秋を先取りできます。
葡萄・すすき
実りや秋の情緒を表すモチーフ。お月見や夕涼みのお出かけにもぴったりです。
幾何学模様や縞模様
季節を問わないデザインなので、9月以降も違和感なく着られます。色合いをシックにすることで、ぐっと大人の雰囲気に。
シックな色合い(濃紺・グレー・深緑・臙脂・からし色など)
真っ白や淡い水色よりも、落ち着いたトーンを選ぶと「秋の浴衣コーデ」としてしっくりきます。小物などから秋を感じる色を足してみてはいかがでしょうか。
浴衣だけでなく、着物や帯でもよく描かれる文様をピックアップしているこちらのブログもぜひご参考になさってみてください! ▶【きもの文様/9月の柄】
∇夏らしさを感じる柄は…

…など(一例です)
∇秋にも使いやすい柄は…

…など(こちらも一例です)
秋の浴衣コーディネートの工夫
柄に少し夏の名残があっても、コーディネートにひと工夫することで、より9月らしい着こなしになります。
帯で秋色を取り入れる
紫やからし色、こげ茶など、秋を連想させる色の帯を合わせると一気に季節感がアップします。
小物を夏仕様から秋仕様へとシフト
涼し気なかごバッグよりも布製のバッグ、下駄も素足よりも足袋などをプラス…していくと 少しずつ“秋の装い”に。
∇帯を変えて秋向きコーディネートに


おすすめのお出かけシーン
9月の浴衣は、夏祭りとはまた違った場面で楽しめます。
お月見(観月会)や夕涼み
友人とのカフェやランチ
秋祭りや地域の行事
「真夏のイベント浴衣」ではなく、「大人の秋浴衣」として、落ち着いたイメージで着られると素敵ですね。
せっかくの浴衣姿、きものパスポートも上手に使ってお得に楽しいお出かけを💛
長襦袢をプラスして着物としても活躍!
浴衣に長襦袢をあわせて着物に変身!Tシャツ型の長襦袢や、半襦袢など をプラスして着物としても着られます。
合わせる帯は、半幅帯でも兵児帯でも、名古屋帯でも素敵です。
レース足袋や色足袋などを合わせて、楽しく着こなしてみてください。
秋を意識しつつ、9月も浴衣を楽しみましょう
秋の入り口である頃に楽しむ浴衣は、柄や色を工夫して帯や小物で季節感を出すことで
「9月の浴衣コーディネート」が完成します。
秋に向かう、落ち着いた雰囲気に合わせた浴衣スタイルに挑戦してみてください。
浴衣は、綿着物の中でも生地が薄手のため 初秋にも暑さ対策としておすすめです。この夏は暑すぎて浴衣を着られなかった…という方も、これからだからこそ着られるのではないでしょうか。ぜひ活躍の場を広げてくださいね!



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